Amazon期間限定セールで¥446になってたKindle本、
「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方」
を何となくポチって読んでみました。
あとで知ったけど、著者の今井孝氏というのが
起業・副業方面ではかなり有名なお方だそうで。。。(知らなかった)
いま会社員で副業考えているか、無職から脱出して自力で稼ぎたい人が
Kindleに入れておくには良い本だと思いました。
もちろん、この本一冊だけで稼げるようになるとは思わないけど、
自力で稼ぐための「前提となるマインド」については、かなり参考になります。
たとえば、冒頭にこう書いてあるんですけど、
これってモロに自分のことだよな〜。。。と頭抱えながら読んでました。。。orz
20年以上、多くの方々の支援をしているうちに、ゼロから始めてお金が生み出せるようになる急所が見えてきました。逆に言えば、そこを間違えているとなかなか芽が出ません。
その急所とは何なのか?それは一言で言うと、稼げていない人はお金を受け取れない、ということです。
今井孝「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方 」 / p3
実は去年あたり、
某起業コミュニティで、何でもかんでも無料ないし激安で
サービス提供しようとする私を見て、ムーミン師匠が
「何やってんだーーー!!もっとマトモな価格で売れーーー!!」
とブチ切れたことがあります。
最初は怒られる理由が分からなかったけど、よくよく聞いてみると
「そうやって弱気な価格設定で顧客に対する責任を回避するな」とのこと。
ごもっともでございます。。。
それ以来、おっかなびっくりで強気の請求書を出したら意外と通った!みたいな経験を
何度か重ねた結果、いまのオンライン教室でも、ある程度自分の値段を
コントロールできるメンタルは身についたと思います。当社比。
けど、
それでも今現在、月収1-2万円ですからね。世の中そんな甘くはないよ。(^_^;)
ちなみに、なぜ雇われ出身だとそんな安売り体質になってしまうのか、
その理由がズバッと言い当てられてました:
時間の切り売りをせず収入を得られるというのは、とても魅力的に感じるかもしれません。
しかし「価値をお金に換える」と言葉にすればシンプルですが、アルバイトやサラリーマン生活を長く続けていると賃金労働に慣れすぎてしまいますので、相当な意識転換が必要です。「長く働いた分だけお金がもらえる」という感覚は、簡単に克服できるものではありません。
いざ自分の力でお金を生み出そうとしても、前述の通り「これだけのことで、こんな金額をもらって良いのだろうか?」と、強烈なブレーキを感じてしまうのです。
この心理はとても根深いので、多くの人はお金を受け取れなくなってしまうのです。
今井孝「誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方 」 / p27
これな。。。(ためいき)
めちゃくちゃ身に覚えがあるし、今でも引きずってます。
たとえば、こっちの専門スキルをもってすれば
1時間で出来てしまうような事っていろいろあるんですが、
「じゃあ1時間の作業だから1000円でいいかな」とか、つい思ってしまう。
こうやって、何でも最低賃金で考えるの、じつによろしくない。。。
それじゃダメなんですよ。お互いに不幸になるから。
この本は、そういう「お金を受け取れないメンタルブロック」を、
かなり分かりやすく、丁寧にときほぐしてくれます。
いま雇われマインドだとしたら、そこを脱出するためにも読む価値アリです。
また、顧客の声を聞いて自分が求められている分野を探してゆく、
というマーケットインの手法についてもかなり詳しく書かれているので、
全くのゼロからビジネスを起こす時には参考になると思います。
もっと早くに読みたかったな。。。ってこれ、今年出たばっか。笑
でも、この本だけで起業・副業はできないな、と思いました。
なぜなら、「集客」について書かれていないから。
実際にビジネスをやろうとすると、必ず「集客」の壁にぶち当たります。
たぶん、どんな商売でも、これが一番苦労するところじゃないですかね。。。
(例えばSNSで必死にフォロワー集めしてる個人事業主さん。
SNSもセールスファネルの入り口なので、あれは集客見据えてやってるんです)
いずれにしても、集客の話になると、業界別にかなり踏み込んで書かないといけないので、
とてもこの本一冊には収まりきらないでしょう。
まあ、そういう現実的な泥臭い話は置いといて、
まずはマインドレベルで、起業・副業に挑戦したい気持ちを
後押ししてくれる本としてはかなりイイかな、と思いました。

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