12月ごろの思い出③ たった3ヶ月で辞めるヘタレだけど

会社の話つづき。

*****

★会社スマホを譲って心に少し余裕
1週間が過ぎたころ、私が使っていた会社スマホを
後任のブラザーさんに譲ることになりました。
会社スマホがなくなっただけで業務が軽くなり、
このへんから、だんだん辞める実感が湧いてきたかも。

会社スマホを手放してから私はたいへんラクになりましたが、
その一方で、会社スマホを渡されたブラザーさん、
「うぇい吉さん、スマホ業務ってこんな大変だったんですね…」
ううう、なんだかスマホごと押し付けてしまって申し訳ない。。。

そのうち、マドレーヌさんにも会社スマホが支給され、
後任の2人が手分けしてやりとりを引き受ける形になりました。
こうなると、私のやることはだいぶ減ります。
2人が困っている時に、裏でこっそり電話サポートするくらい。

この頃には、私は完全に清掃スタッフ状態だったので、
ひたすら物件に入る毎日でした。
辞めるまでの日数をカウントしつつ。。。

*****

★最終日のハプニング
この頃、社長からシェアハウスの雑用をいくつか頼まれた結果、
私の辞める日が予定より1日延びることになりました。
その日を休みにしても良かったのですが、マックさんが
「入れるなら、少しでも清掃に入って欲しい」
というので、協力することを決めた経緯があります。

ただ、その当日の夜はオンライン面接が予定されており、
どうしても夕方までに清掃を終える必要がありました。
マックさんにも再三、
「その日は用事があるので早くあがれるよう配慮して欲しいです」
と伝えていたんですが。。。(かなりしつこく)

その当日、
自分に割り振られた物件の数をみてビックリ!!
「なにこれ。。。多すぎて終わるわけがない。。。( º言º )」

必ず早く終えたいと念押ししたその日に、いまだかつてない量の清掃。
その瞬間、マックさんに「どういうことですか?こんなの無理です!(゚Д゚)」
と、初めてキレ気味の電話をしまった私。

もう、誰がどう見ても絶対無理だと分かる量だったので、1件諦めて翌日に
まわすしかありませんでした。(つまり辞める日がさらに延びる)
周囲で見ていたベテランのスタッフたちも
「うぇい吉さん最終日の割り当て、どういうこと?あんなの無理でしょ…」
と、ざわつくレベルでした。

こうなったら仕方ないのでSOSです。
「みなさん申し訳ないです、明日は終わりそうにありません。
できる限り仕上げるので、どなたか夜の引き継ぎお願いします」
と、直属メンバーのグループにピンチを訴えたところ、
まさかの全員から次々に「うぇい吉さん!手伝います!」と
嬉しい返信が。。。

うそお。
みんな超忙しいのに、ありがとう。。。(TmT)

*****

★最後にまさかのサプライズ
とはいえ、あれほど念押ししたのに、
さすがにこの仕打ちはないんじゃない?
マックさん、そんな嫌がらせをする人じゃないと思ったけど。。。
なんだか残念な気持ちでいっぱいでした。

でも考えてる暇はないので、
とにかく全力でなるべく終わらせよう!
しかも初めての早上がりなので、きっと誰にも会えないだろうな。
さいごに事務所に皆への御礼のお菓子を置いて、
誰にも会わずにそっと帰ろう。。。

そう思いながら必死でこなしましたが、
案の定、時間ギリギリになっても清掃は終わらず。
そこに駆けつけてくれたのが配送チームの外国人お兄さん。
「うぇい吉さん、時間大丈夫?あとは俺がやりますから!
早くあがってください!(^_-)-☆」

ありがとう、ありがとう!!!(TДT)

助っ人のお兄さん来てくれてホント助かった〜!!
お言葉に甘え、急いで事務所に戻りました。
誰もいないテーブルに山盛りのお菓子と皆への御礼メッセージを添えて
帰ろうとしたそのとき。

「お疲れさまース!」
と、入ってきたのがマックさんとブラザーさんの2人組。
ええっ!!? こんな時間に珍しいΣ(゚Д゚)

すると、ブラザーさんが深々と頭を下げて、
「うぇい吉さん、いままで本当にありがとうございました。
これ、僕たちからの花束です。あと、マドレーヌさんからもギフトです」

うそおおおお!!!(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

。。。誰にも会わずに1人寂しく帰ろうと思っていたのに、
まさかのサプライズ花束&ギフト。
みると、後ろで照れくさそうに黙っていたマックさんも
「うぇい吉さん、ありがとうございました。
どうぞ受け取ってください」と。

ああ。。。マックさんの顔を見てやっと察しがついた。。。
今回の件は嫌がらせとかじゃなくて、
悪気ゼロで雑に割り振っただけだったんだ。。。
私が珍しく抗議したことを気にして、もじもじしてたのね。
(悪いことしちゃったな)

*****

最終日、予想もしなかった展開でした。
だって、ひとつも業務に耐えられなくて
たった3ヶ月で辞めてしまう根性なしのヘタレですよ。
それが、こんなに大勢のみんなから良くして貰えるなんて、
普通に考えたらありえないでしょ。。。

うまく言えないけど、
殺伐としたビジネスの世界にも温かさはある、
ということを、この花束が象徴してくれているように
思いました。

※ちなみにこの花束、実家に持ち帰って、毎日大事に手入れしたら
その後1ヶ月も咲き続けてびっくりでした!

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この記事を書いた人

ちょっと人生やばい感じのアラフィフ自宅警備員です。
でもまだ人生諦めてないので頑張ります(゚∀゚)
Twitter:@weikichi75

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