会社の話つづき。
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★ついてこれる人しか要らない
いちど辞めると言ったものの、社長の慰留があったことで
続投に合意することにしたうぇい吉です。。。
マックさんも、私に業務丸投げして仲介業に鞍替えするのは
思いとどまってくれました。
相変わらず放置プレイではあったけど、
新人にとって厳しい業務(人脈を築く必要があるやつ)については
少しケアしてくれるようになった。。。かな？
辞める辞めないで揉めたとはいえ、
私は決してマックさんが嫌いになったわけではないし、
マックさんも私をあるていど信頼してくれているようでした。
「うぇい吉さん、俺のやり方ってどこか間違ってるんすかね。。。？」
「うーん。。。私からみると、ですけど。。。
マックさんは天才だけど、そのぶん教育スピード早すぎだと思います。
私が見てきた多くの職場では、新人が一通りできるようになるまで
半年一年かかるのが普通でした。それを1ヶ月でやらせるとなると、
私を含め、ほとんどの人はついてこれないと思います」
「でも、うぇい吉さんはここまでついてきたじゃないですか。
それができない人は要らないんですよ」
彼はどうも、プレッシャーに耐えられる人材を選抜したいようでした。
マックさんのすごいのは、若いうちから自分自身にストレスを与えて、
自己を乗り越えることを愛するスポーツマン精神の持ち主である事です。
だからこそ、みんなにもその機会を与えたいんだろうな、と感じました。
私のほうも、マックさんから最低限のサポートさえあれば続けられると
分かってはいました。だから、続投するからには頑張って
マックさんのやり方を吸収していかなくちゃ。。。ね？
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★繁忙期に外国人スタッフに頼れなくなる
ところが、それから幾日もしないうちに雲行きが怪しくなりました。
11月中旬のある日、大事件発生。
「うぇい吉さん、明日から外国人スタッフが一切使えなくなりました。
お金のことで社長とケンカになっちゃって。。。」
「え。。。！！！そ、そんな。。。」Σ(ﾟДﾟlll)
この会社、晩秋から冬にかけてが繁忙期になります。
10月はまだ余裕があったけど、11月になってから明らかに件数が増え、
私も事務所を離れて清掃に行くことが増えてました。
それでも、私のヘルプが毎日1件くらいで済んでいたのは、
強力な外国人スタッフ勢のサポートがあったからです。
長く勤務しているスタッフに聞いて知ったのですが、
今に至るまで何年も、繁忙期を乗り越えるときはこの外国人スタッフ勢が
大活躍していたそうです。逆に言うと、彼らがいなければ、
繁忙期を切り抜けることは出来ないくらいヤバいらしい。
「どうするんですかっ。マックさんのほうで外国人スタッフと
仲直りするわけにはいかないんですか？」
「社長が決めてしまったことだから、どうしようもないです。
今から急いで日本人スタッフ増やして、俺らも現場に出るしかない」
そ、そんな〜。。。｡°(°´ᯅ`°)°｡
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★そんな違法な会社とは付き合えない
この事件は本当に深刻で、日頃はおとなしくマックさんに従ってた私も
さすがに「外国人スタッフと関係修復してほしい」と、何度も訴えました。
マックさんの説明によると、
「外国人スタッフ勢の会社が日本の税制に無頓着で
税金払えないと言ってきて、社長が怒って縁切ってしまった。
そんな違法な会社とはもう付き合えない」と。
ちょっとまって、それ、今まで何度も未払い事件おこして
訴訟抱えてる違法社長が言うセリフ！？Σ(ﾟДﾟlll)
ていうか、そもそも税金のことはうち関係ないよね？
だからって、今という繁忙期にお付き合いをやめる理由になる？？？
まあ、もちろん私には断片的な話しか伝わってないのは知ってるけど、
どう考えてもよくわからない謎事件でした。
この事件は当然、人手不足に拍車をかけたため、
ただでさえ火を吹いてる事業が激しく燃えさかることになったのは
言うまでもありません。
※後日談。
マックさんは社長のせいだと言ってたけど、後日その外国人スタッフの
リーダーの話によると、社長ではなくマックさんとケンカして決裂したとのこと。
(実はマックさんめちゃくちゃ短気で、よく取引先にも噛み付いてたのは事実)
当時はマックさんの言い分を信じてましたが、嘘だった可能性も。。。
(つづく)
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