12月ごろの思い出② 研修担当として過ごした日々

会社の話つづき。

思ったより早くに後任の2人が採用されたことで、
無事に辞められそうな雰囲気になってきました。

12月中旬は清掃メインではあったけど、
主にこの2人の研修(というか引き継ぎ)を担当する日々でした。
3人で力を合わせてハードな案件を乗り越えるなど、
この会社でいちばん心温まる日々だったかも。

*****

★研修(引き継ぎ)を担当することになった経緯
この頃、私が辞めることについて、マックさんなりに
心をいためているのもすごく伝わってきました。
仕事の進め方など、いろいろついていけないこともあったけど、
お互いに最後までリスペクトは感じてたと思います。

たまたま深夜の清掃の帰り道、
マックさんがシェアハウスまで送ってくれたとき:
「俺、うぇい吉さんが辞めるって本当にショックなんですよ」
「本当にごめんなさい…」
「正直もうやる気失いました。新しく2人来たけど、もう俺からは研修したくないです。
うぇい吉さんが2人に教えるの全部やってください。俺より教えるのうまいでしょ…」
「教えるって、全部、ですか?」
「全部です。うぇい吉さんが今できること全部できるように教えてください」

それはそれでまた約束が違うけど。。。(´д`;)
マックさんもひどく絶望しているのが伝わってきたので、
せめて新人教育では力になろうと思いました。
いろいろダメダメだった私ですが、どういうわけか
はじめての人に手順を教えるのだけは評判が良かったので。

とはいえ、テレワークのつもりで来てくれた2人に、
いきなりハードな肉体労働をして貰わなければならない、
というのは、なかなか不利な状況です。
普通だったら「そんな話聞いてません」で辞めちゃうでしょ。。。
この状況下で、どうやって夢を持って貰えるかなあ。

そんな感じで、後任2人の研修を担当することになりました。
とはいえ、実質的に引き継ぎができるのは2週間ほど。
限られた時間でモチベーションあげてもらうにはどうすれば?

*****

★短期間ながら、寄り添い型の研修を心がける
新しく入ってきた若い男性はブラザーさん、
アラフィフ女性はマドレーヌさんといいます。
この2人の研修は、私のやり方で進めることにしました。

それは、ずっと2人一組になって最後まで一緒に作業することです。
この方法、1人で出来るようになるまで時間がかかるという欠点がありますが、
一緒にやる安心感から、脱落者が出にくいという利点もあります。

マックさんが私に研修を任せると言ったので、残りの日々は
責任持って2人を教えよう、と思ってました。
だから初日は、とにかく付きっきりで安心感を持ってもらうことに注力。
2人の反応も好感触でした。これならいけるかも?

ところが結局、マックさんが現場の割り振りを行うので、
私の思惑どおりに研修スケジュールを立てることはできず。。。orz

ブラザーさんは3日目からベテランも尻込みするような超ハードな現場に
放り込まれ、マドレーヌさんも右も左も分からない状態のまま
2日目には独り立ちさせられてました。いきなりカオス!!

仕方ないので、私が注力したのはスマホで連絡とりあっての遠隔サポートです。
マックさんのラフな指示を補うような形で私からこまめに連絡し、
どんな小さなことでも気軽に相談できるようにしました。
清掃だけでなく事務の引き継ぎもあるので、夕方にはできる限り
事務所(12月も窓全開で超寒い)に集まってもらい、
凍えながらPC作業を教えたり。。。

でも、マックさんもたまに超ハード案件に我々3人を送り込む日もあったりして、
そんな日は楽しかったです。1人だったら相当キツい現場だったけど、
「3人で手分けすれば乗り越えられますね!」と
みんなで張り切って、すばらしい連携プレーによる超速で全物件を仕上げるなどの
快挙を成し遂げたりしたのです。
みんな一緒に休憩をとって、ゆっくり座ってパンを食べる余裕さえあったかな。

「やっぱり、誰かと一緒にやるほうが楽しいし効率いいですね」
という結論で一致をみたのですが、なかなかそうはいきません。
でも、みんなバラバラに現場に入っていたとしても、日々のやりとりから
2人が私を慕ってくれているのが伝わってくるのが、なんか嬉しかったなあ。

*****

★思いやりある2人の希望に応えたいと思う
ちなみに、ブラザーさんはものすごく気配りができる心優しい男性で、
ヤル気もあって、マックさんのスパルタにも耐性があるという逸材でした。
もちろん力仕事もへっちゃらで、配送チームにも協力的!
大丈夫?無理してない?と思ったりもしたけど、余計な心配だったかも。
(ブラザーさんは後日、マックさんにめちゃくちゃ気に入られてました)

もうひとりのマドレーヌさんは、私と同じアラフィフ女性なので、
感じ方は私と似てるかも。事務出身なのに、突然の清掃地獄はかなりきつかったと思います。
・現場の荷物が重すぎて持てない、・休憩時間がないのは困る、
・事務所が寒すぎて耐えられない、・配送チームの手伝いがきつい、
・疲労が回復せず体力の限界感じる。。。
ですよね〜。。。その気持ち、めっちゃ分かる。。。
(社長も、なんでそういう現場に女性を採用するんだろう。。。)

仕事に対する取り組み方はだいぶ異なる2人だったけど、
それぞれに頑張ってくれていたし、なにより真面目で協力的でした。

たとえば、私がハードな清掃を割り振られている日など、
「うぇい吉さん、大丈夫ですか?大変だったらヘルプ行きますよ?」
と、2人してこっそり申し出てくれたり。
その気持だけで本当に嬉しかったです。
この2人をサポートするためなら、最終日まで頑張れる気がしました。

でも、彼らはそもそも清掃の仕事に応募したわけではないのです。
たまたま繁忙期だったので、毎日親切で手伝ってくれている、と言うほうが正確です。
その好意に甘えて、なし崩し的に清掃スタッフとして扱うのは良くない気がする。

2人は在宅勤務がしたくて応募してるはずなので、
後でテレワークに移行できるように後押ししてあげたいな。。。
そんなことを思いながら接する日々でした。

つづく。

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この記事を書いた人

ちょっと人生やばい感じのアラフィフ自宅警備員です。
でもまだ人生諦めてないので頑張ります(゚∀゚)
Twitter:@weikichi75

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