会社の話つづき。
とつぜん、予定になかった人海戦術で現場が疲弊しただけでなく、
私個人も体力の限界を感じるまでになりました。。。
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★体力なさすぎて効率悪い
私も直属メンバーとして、毎日現場に清掃に入るようになりました。
シェアハウスに住んでいた関係で、事務所近くの物件はすべて私の担当です。
清掃には時間制限があり、何件あっても夕方までに片付けなければなりません。
一般的な清掃であればそこまで体力を使わずに済むのですが、
この会社では、毎回必ず重いものを運ばなければならないのが厄介でした。
これは配送チームのお兄さん達にとっては全く問題にならない事だけど、
体格と腕力ではるかに劣っている私は、それだけでかなり効率悪かったです。
韋駄天のガッツさんに何度も「うぇい吉さん、時間かかりすぎ!」
と言われては凹んでました。。。
でも、こっちは重すぎて持ち上げるだけで一苦労なんだよー(>ε<。)
※私以外全員が男性だったので、そんな泣き言は通用しません。。。
それでも、スピードを上げるために、熟練スタッフ直々に清掃のコツを
教えてもらったり、自分なりに練習を重ねてはいました。
その結果、とりあえず及第点くらいのスピードまではいけたかな。。。
新人スタッフさんに教えるのも、すこし上手くなった気がする。
★清掃しながらのマルチタスク挫折
私にとってさらに厄介だったのが、
清掃しながらスタッフ全員の報告を打ち返すスマホ対応。
いままで事務所でやってても大変だった事を、
清掃しながらやらなければなりません。
何しろ、管理はマックさんと私の2人しかいないので。。。
これはもう本当に無理すぎました。
こっちはただでさえスピード遅いため、制限時間に間に合わせるのが最優先。
そうなると、他のスタッフがトラブってても
スマホ対応する余裕なんかありません。
となると、肉体労働が遅いだけでなく、本来の業務のはずだった管理でも
全くの役立たずということに。。。
私、適性なさすぎ。。。なにひとつ貢献できてない。。。
人並みにやろうとしてるだけなのに、こんなにハードル高いとは。。。
_:(´ཀ`」 ∠):
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★疲労がとれなくなってきた
件数が多すぎてどうしようもない日は、直属メンバーだけで
深夜まで清掃することもたびたびでした。
そうなってくると、寝ても疲労取れなくて身体もあちこち
悲鳴あげるようになってきます。身体バキバキです。。。
食事は移動時間に歩きながらパンをかじるので精一杯だし。
気がついたら体重34kgまで痩せてしまいました。
これはちょっとやばい気がする。
どうすればいい?
本格的な繁忙期はこれからで、こんなのはまだ序の口だと分かってました。
このままの生活を続けてピークに突入した場合、
再びどこかで倒れて強制退場になるかも知れない。。。
だけど、上司のマックさんが私よりもっとハードな働き方(徹夜とか)を
しているので、この程度ですでに限界とは言いにくかったです。
この頃、マックさんはハイになってて、
「俺とうぇい吉さんの2人いれば、繁忙期を乗り越えられる!」
と言いはじめ、管理の人件費を抑えて最大限の利益を追求しようという構えでした。
どんなに儲かっても、管理メンバーの増員はしないということです。
もう不安しかありません。
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★二回目の辞めます宣言をしてしまった…
夜遅くまで大型物件のヘルプに駆り出され、
体力の限界超えてて、感覚マヒしてたある日。
「これはもう周りの迷惑を考えている場合じゃない、自分が壊れる」
という強烈な危機感を覚えました。
当時の記憶はところどころ飛んでるのだけど、
このまま続けるという選択肢はないと納得するまで2-3日悩み。
他のみんなにも迷惑をかけることは重々承知していたので、
本当に切り出しにくかったのですが、
「元々テレワーク求人で入ったのに、ここまで力仕事だと
もう肉体的に限界です。辞めます。ごめんなさい」
とマックさんに伝えました。
同じ月に、2回目の辞めます宣言をしてしまった。。。。
睡眠時間削って頑張ってるマックさんを見捨てるような
事は言いたくなかったけど、私にとって体重34kgは危険ゾーンです。
これより体重が減ると、だいたい倒れて長期間動けなくなります。
なのでこれ以上、自分の健康を犠牲にして
マックさんについていくことはできませんでした。
さすがに2回目なので、マックさんも察してはいたみたいだけど、
いきなり残り日数の交渉になり。。。
「じゃあもう管理やらなくていいので、12月末まで清掃入ってください。」
前回は、明日から来なくていいって言われたので
速攻クビを覚悟してたけど、今回は逆で、なるべく長く清掃員として残れと。
こうなるともう、本格的に求人とはかけ離れた業務内容です。
体力ないからテレワーク求人に応募したはずなのに、
気がついたら最も向かない肉体労働。。。
どうしてこうなっちゃったんだろう。
この生活をあと1ヶ月も続けるなんて、
気が遠くなりそう、無理…、と思ったけど、
朝4時まで清掃に入って風邪をひいてしまったと言うマックさんを見ると
なんだか気の毒に思ってしまい、
「では12月の第三週までは残ります」
ああ、本当に12月で辞められる保証もないのに、
早くも人情に負けて譲歩してしまった。
自分の首を締めている気がする。。。
(つづく)

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