11月ごろの思い出③ 無茶な操業、人材使い捨て…

会社の話つづき。

繁忙期に入ってただでさえ激務になってきたというのに、
突然、頼みの綱だった外国人スタッフが使えなくなる事件が発生
その影響は、ただちに現場の疲弊となって現れたのでした。。。

*****

★直属メンバー全員が現場に駆り出され
このときから、私の仕事内容はすっかり変わってしまいました。
毎日、朝から晩まで清掃現場に出ることになり、
管理どころではなくなってしまったのです。

平たくいうと、デスクワークから肉体労働メインになりました。
現場で清掃しながらスマホで管理業務もやるという綱渡りです。
それも、厳しい時間制限があって慣れた人でも尻込みするような案件を
直属メンバーでこなさなければ回らなくなりました。
もちろん、ガッツさんをはじめとする配送チーム全員も
清掃に駆り出されたのは言うまでもありません。

このとき本当に人手が足りなさすぎて、マックさん自身も
ありえないハードワークで連日清掃に入るようになりました。
この頃、マックさんが率先して一番頑張ってたから、みんなも我慢して
ついてきた面はあります。

だけど本来の業務に加えて、契約外の労働が激増したことで、
だんだんチームの雰囲気が殺気立ってきました。。。
もともと配送チームとマックさんはあまり良い関係ではなかったですが、
それがさらに悪化した感じです。

*****

★繁忙期到来のスリル、人材使い捨て
この頃、ムーミン師匠にマネジメント観点からアドバイスを求めたところ、

「明らかに人員が不足しているなら、やることはひとつ。
たとえ繁忙期であろうと、増え続ける仕事を断ってでも
全体のバランスを保つのがマネジメント。
利益を犠牲にする痛みは伴うが、現場が疲弊して
持続不能な組織になってしまうほうが、長期的な不利益が大きい」

。。。と、ごもっともな見解でした。
私もそのようにマックさんに進言したのですが、
彼はむしろ繁忙期到来のハードワークを楽しんでいたようで、
「今こそ儲けるチャンス!外国人スタッフなしで乗り越えてみせる!」
とばかりに、目の色が変わっていました。

結果、人手不足関係なしにどんどん新しい仕事をとってきて、
ばんばん高時給のネット求人出して、電話が繋がっただけで片っ端から採用して、
たった1回雑に教えるだけで即現場に放り込む、という
場当たり的な自転車操業がはじまりました。うそー(゚Д゚)
もちろん、そのようにして入った即席スタッフは
使い捨てになることが多かったです。

この過程で、報酬の未払いを訴えるスタッフが何人か。。。
(でも、声をあげる人は少数で、何も言わずに泣き寝入りで去っていく
スタッフはもっと多かったと思う)
心が痛む光景でしたが、訴えがあった人についてマックさんに相談すると
「すぐ辞める人とはウィンウィンの関係になれないから報酬出す必要ないです」と。

ウィンウィンでないのは一理あるんだけど、
たとえ1日でもちゃんと働いてくれた人たちなんだよなあ。。。
それに、1回限りの雑な研修だけで仕事の進め方なんか分かりっこない上に、
初心者には無茶と思われるハードな仕事を割り振ったのマックさんだし。。。
まるで、通りすがりの人にタダ働きさせて知らんぷりしてるような
罪悪感を感じたのは、私が甘々だからでしょうか。

その様子を遠巻きにみていた古参のスタッフも、
「以前は、もっと働くのが楽しみになるような職場だったんだ。
でも、マックの代になってから人が大切にされなくなった。結束が失われた」
と嘆いていました。。。

そうか、これがマックさんのやり方なんだ。。。
これなら確かに儲かりはするけど、
私が学びたかったのは、そういうビジネスではない気がする。。。

(つづく)

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この記事を書いた人

ちょっと人生やばい感じのアラフィフ自宅警備員です。
でもまだ人生諦めてないので頑張ります(゚∀゚)
Twitter:@weikichi75

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